クラブ生え抜きの17歳FWのJ初ゴールにして値千金の同点弾に称賛の声が寄せられた。
試合開始前の時点で首位の広島(勝点55)と4位の鹿島(勝点48)の上位対決。立ち上がりから優勝争いに相応しい高い強度とスピード感のある展開となった中、ともにCKから鹿島が知念慶、広島がゴンサロ・パシエンシアが得点して1-1となった後、広島が前半36分に松本泰志のゴールで逆転に成功した。
そのまま試合は残り10分を切り、鹿島サポーターの脳裏に「敗戦」がよぎった後半37分だった。
ゴールを決めたのはFW徳田誉だった。その8分前からピッチに立っていた17歳は、左サイドをドリブルで攻め上がった藤井智也の横パスを鈴木優磨がワンタッチで中央へ流したところに反応。後ろ向きの状態でボールを収めると、後方からプレスに来た広島DF佐々木翔を背中と左腕でブロックしながら反転して右足一閃。グラウンダーのシュートをゴール右隅に流し込んだのだ。