9月18日、川崎フロンターレがACLEの初戦として蔚山と対戦する。その試合前日、蔚山市内で練習を終えた佐々木旭が取材に応じた。
今季、ここまでチームの最終ラインの主力としてけん引する佐々木だが、この試合を前に心配な出来事があった。9月13日に行われたJ1リーグ第30節の終盤、脳震とうの疑いがあって途中交代。そのままピッチから離れていた。
それでも、17日の蔚山市内で行われた練習では、うだる暑さの中で軽快な動きを披露。状態について聞けば、「検査して大丈夫だった。今はコンディションもいいです」と話す。負傷時は、「頭が割れるかと思いました」と話すほどの痛みがあったというが、この日は「脳震とうでも出るつもりでした(笑)」と笑わせるほどにまで回復している。
出場への気持ちを冗談交じりに話した一方で、実際にこの大会に強い思いを持っているのも事実だ。
「出られるのが当たり前の大会ではないので、しっかりと一試合一試合大事にしながらやっていきたい」
こう話し、アジア最上位の戦いに参加するありがたみを口にする。