9月5日に埼玉スタジアムで行われた2026北中米ワールドカップアジア最終予選で、日本代表は7−0で中国代表に大勝して最高のスタートを切った。その試合後に撮影された13歳差のCBコンビの“胸熱ツーショット”が反響を呼んだ。
大量7得点のゴールラッシュに目が行く一戦となったが、90分に渡って安定した守備を続け、効果的なパス出しで攻撃の起点にもなった日本代表の3バックの出来も最高クラスのもの。その中央に陣取ってフル出場したのが、33歳の谷口彰悟だった。そして後半26分には、試合前日に20歳となったばかりの高井幸大がA代表デビューを飾り、アディショナルタイムも含めて約24分間、谷口&高井&町田の3バックで中国攻撃陣をシャットアウトした。
そして試合後、谷口が自身の公式インスタグラムを更新し、計4枚の写真を投稿した。1枚目と2枚目の試合中のプレーシーン、3枚目の試合終了後の挨拶のシーンに続いて、4枚目として公開されたのが、谷口と高井が肩を並べて写る“新旧川崎フロンターレ”のツーショットだった。
筑波大卒業後の2014年から2022年まで川崎でプレーした谷口に対して、高井は小学生時代から川崎のアカデミーで育ち、2022年にユースからトップに昇格した。小学生時代から「憧れ・目標とする選手」に「谷口彰悟」の名前を挙げていた高井だったが、試合に出始めたのは2023年からで、谷口とは“すれ違い”。その川崎の公式戦では実現しなかったCBコンビが、A代表舞台で初めて実現することになったのだ。