「W杯ドイツ戦を彷彿とさせる」マジョルカFW浅野拓磨の頭上真後ろボールの“神トラップ”に脚光!「既視感」「再現性あったのか」「もう少し角度がなかったら」などの声の画像
今季からマジョルカでプレーするサッカー日本代表FW浅野拓磨 撮影:中地拓也

 現地8月31日、スペイン1部ラ・リーガ第4節が行われ、マジョルカは敵地でレガネスと対戦した。チームが1-0で今季初勝利を飾った中、日本代表FW浅野拓磨の“神トラップ”が脚光を集めた。

 開幕から3試合を2分け1敗スタートとなったマジョルカは、4日前のセビージャ戦(0-0)でベンチスタートだった浅野をスタメンに復帰させ、4-3-3の右ウィングに起用した。すると前半3分、左サイドからのクロスに対してタイミング良くゴール前に入り込んだ浅野がバッグヘッドの形で合わせてクロスバーに当たる惜しいシュートを放つ。

 そして迎えた前半23分だった。自陣でのルーズボールを拾ったMFベダト・ムリキが中盤の低い位置で前を向く。その瞬間、右サイドにいた浅野が一気にスピードアップして相手DFの裏のスペースへ走り出すと、ムリキから左足での高精度のロングパスが送られた。

 ここで浅野が魅せた。ほぼ真後ろ、頭上から落ちてきたボールを、スピードに乗った状態で右足インステップでの完璧なコントロール。そのまま前方に持ち込むと、一度フェイクを入れて寄せに来たDFのタイミングをずらしてから右足シュートを放った。シュートは惜しくもGK正面で弾かれることになったが、見事な抜け出しとトラップでからシュートまで持ち込んだプレーに、敵地スタンドはどよめいた。

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