9月5日、サッカー日本代表は埼玉スタジアムで2026ワールドカップアジア最終予選の第1戦に挑む。相手は中国代表。森保一監督はどのような布陣で挑むのか、選手起用とシステムを考察する。
直近2大会において、サッカー日本代表はW杯最終予選を黒星スタートとしている。重圧もある中での初戦がいかに難しいか、それは第1次体制で経験済みの指揮官が誰よりも知っている。前回大会では一時、W杯出場を危ぶむ声も出たほどで、今回はその轍を踏まないように白星発進が望まれる。
初戦でぶつかる中国は、けっして簡単な相手ではない。かなり守備的な布陣で挑むと見られており、スペースが見出しにくい中で、どのようにして得点を奪うがカギとなる。伊東純也も3日の練習後、「しっかり後ろでブロックを組んで守ってくるので、そういう相手をこじ開けるのは、そんなに簡単なことじゃない」と話すほど。仮にゴールが奪えないとなれば、時間とともにバランスを崩す瞬間こそ中国代表の狙い目。焦れずに戦うことと、何より、早い時間帯の先制点が必要だ。
そうとなれば、森保監督はスペースがない中でも相手守備をこじ開ける選手を起用するのではないか。そして、ここまで何度か試している3バックではなく、基本システムである4バックで挑む可能性が高い。