早稲田大卒の知性派DF町田浩樹が「願って待つ」良い知らせと「やりにくい」6人、初の最終予選への「思い」【北中米W杯アジア最終予選「メンバー候補」直撃】(3) の画像
選出されれば、初のW杯アジア最終予選となる町田浩樹。撮影/渡辺航滋(sony α-1)

 ベルギー1部シント=トロイデン(以降、シント)が「最強イケメン」谷口彰悟や「国防ブライアン」こと小久保玲央ブライアンら新加入メンバーの力で再浮上のキッカケを探る中、対戦したユニオン・サン=ジロワーズ(以降、ユニオン)は、メキメキと評価を上げている日本代表DFが、守備の要としてユニオンを引っ張り、広い守備範囲をケアしながら、余裕を持ってシントの攻撃をいなした。そう、早稲田大学を卒業した、知性派として知られる町田浩樹が、その人だ。

■日本人が6人もいるとやりにくい(笑)

 知性派は試合後、座り込む藤田譲瑠チマに駆け寄ると激励の言葉をかけ、握手を求めた。そんな爽やかな町田選手にシント=トロイデンの印象を聞いてみた。
「シントは下位に沈んでいますが、残り時間わずかでの失点などの不運もあって、チームとしては弱くない。ただ正直、日本人が6人もいるとやりにくいですね(笑)」
 と報道陣の笑いを誘うと、一転してユニオンのチーム状況を嘆いた。

 ケガ人が多く、さらに移籍で主要メンバーが減ってしまったという。そのため、難しい試合もあったが、この2試合は無失点で終えることができてよかったと笑顔を見せた。

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