今夏にFC東京からプレミアリーグのサウサンプトンに移籍したMF松木玖生が、レンタル先のトルコ・ギョズテペで新天地デビュー。いきなり魅せた“幻のアシスト”に反響が寄せられた。
北海道出身、2003年4月30日生まれの松木は、青森山田高校卒業後にFC東京に加入し、在籍2年半でリーグ戦71試合に出場した。そして今年7月に自身初の海外移籍を決断。8月8日に右大腿部の負傷によって開幕2試合はメンバー外となっていたが、現地8月23日に行われた第3節でリーグ戦デビューを飾った。
出番は後半34分から。白ベースに黄と赤がアクセントカラーとなったギョズテペの新鮮なユニフォーム姿に凛々しい表情でピッチに足を踏み入れたる。そして迎えた同37分だった。
味方DFからの縦パスを中盤で受けた松木は、ダイレクトで後方のFWへパスを送ると、そのままターンして前方へ駆け出す。そして縦のスペースが埋められたことを認識すると、走るコースを変えて中央を駆け上がり、リターンパスを受けた。そこから相手DFの裏を狙ったFWファン・サントス・ダ・シルバへ左足ダイレクトで、相手DF陣を斜めに切り裂く鋭いスルーパスを送った。
この松木のパスを受けたダ・シルバは、ワンタッチでのターンから強烈な右足シュートでゴールネットを揺らした。しかし、惜しくもオフサイド判定。得点は認められずに“幻のアシスト”となった。