イングランドのプロサッカー選手会(PFA)が8月13日、選手投票によって選出する2023-24シーズンの年間最優秀選手(MVP)の最終候補選手を発表した。その女子部門の最終6人に、なでしこジャパンのMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)がノミネートされて大きな話題となっている。
このPFA年間最優秀選手賞は、イングランドでプレーしている選手を対象に、1973-74シーズンから設置されている。長谷川はマンチェスター・シティ加入3シーズンだった昨季、ウィメンズ・スーパーリーグで22試合に出場して中盤の軸として稼働。惜しくも2位で優勝は逃したが、勝点を前シーズンの47(15勝2分け5敗)から55(18勝1分け3敗)へと増やし、PFAから「頼れるプレーメイカー」と、その活躍を称えられた。
長谷川以外の女子部門の最終候補は、FWローレン・ジェームズ、MFエリン・カスバート、DFニアム・チャールズ(いずれもチェルシー)、FWローレン・ヘンプ、FWカディジャ・ショー(ともにマンチェスター・シティ)という面々。男子部門の最終候補6人、FWアーリング・ハーランド、FWフィル・フォーデン、MFロドリ(いずれもマンチェスター・シティ)、MFマルティン・ウーデゴーア(アーセナル)、MFコール・パーマー(チェルシー)、FWオリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)の名前を見れば、長谷川に対する評価の高さがより伝わるだろう。