8月11日に行われたJ1リーグ第26節で、敵地に乗り込んだガンバ大阪は0-0で柏レイソルと引き分けた。優勝争いの中では手痛いドローとなったが、“あと1ミリ”足りずにノーゴールと判定されたシーンが話題となっている。
前半6分だった。カウンター攻撃から中盤でMF山田康太が潰されるも、こぼれ球を拾ったMF鈴木徳真が左サイドのスペースにロングレンジの絶妙のスルーパスを通す。そこにフリーで走り込んだのが、元日本代表FW宇佐美貴史だった。
前を向いてドリブルして前進した宇佐美は、ボックス内に入ったところで相手DFに寄せられながらも縦に勝負し、そこから左足を振り抜いて強烈なシュートを放った。このシュートに柏のGK松本健太は反応できず。だが、ボールはクロスバーを叩くと、そのまま地面に落下した後、大きく弾んでゴール前に戻ってくる形となった。
このシュートに宇佐美は手を挙げてゴールインをアピールしたが、シュートがあまりに速すぎて肉眼では確認できず。そのためにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入したが、停止映像が不鮮明で判断つかず。ゴールインしているようにも見えるが、結果的にはノーゴール判定で試合が再開された。