大岩ジャパンのパリ五輪の冒険が終わった。現地時間の8月2日、U-23サッカー日本代表はリヨンの地で準々決勝・スペイン戦に挑み、0-3で完敗した。
前半11分に失点。延長戦やPK戦も見据え、追いつければどうにかなるかもしれないという状況で後半28分に失点。それでも何とかまずは1点を返して勢いに乗りたいという中で、後半41分には3失点目を喫した。
残り時間を考えれば、これがとどめの一発に。うなだれる選手もいる中で、手を叩いて仲間を鼓舞したのが高井幸大だった。大歓声の中で、声は周囲の選手に届かなかったかもしれない。それでもその姿勢は、大きな可能性も秘めている。
高井は、このチームの最年少である19歳。その立場で臆せずにチームを鼓舞したことの意味は、とても大きい。