「スピードについていけなかった」フランス戦
オリンピックのような大会でのグループリーグ初戦勝利には大きな意味がある。しかし、それ以上に、危険極まりない「罠」のような状況を乗り越えて勝利をつかんだというところに、この試合の大きな意味があった。
1週間前のフランス戦では、1-1で引き分けたものの、相手のスピードにまったくついていけなかった日本。しかし大岩監督は最後の1週間でチームを見事に仕上げ、前半なかばまでの戦いでわかるように非常に良い状態に仕上げた。
そしてピッチの中では、中盤で相手の攻撃を止め、そこから効果的なパスを出し続けた藤田譲瑠チマが、底知れない才能を見せつけた試合だった。
中2日で続く戦いの初戦、それは勝ち点3以上の意味があった。