「大きなブロック肉をカットして…」
小久保 友達とずっと一緒にいないとダメなタイプでした。だから、趣味は友達とのおしゃべり。今も、オフのときは、家に1人でいるよりも、誰かを招いてバーベキューをしています。
あと、お笑いバラエティ番組の『めちゃイケ(めちゃ×2イケてるッ!)』(フジテレビ系)がすごく好きで、当時は、必ず見ていました。CMになると、パパっと風呂をすませて、またテレビの前に戻るくらい、熱中していましたね。岡村隆史さんが大好きなんです。『イッテQ(世界の果てまでイッテQ!)』(日本テレビ系)も、よく見ていました。海外にいると、日本のテレビ番組を見ることができないので残念です。
――2019年からポルトガルで生活されていますが、現地での食事は? 自炊などもされるんでしょうか?
小久保 最近ハマっているのは、タラ(塩ダラはポルトガルの国民食)とジャガイモと卵を炒めるポルトガル料理です。まあ、現地の料理もおいしいんですけど、自分は和食が大好きなので、自炊して食べるのは、和食が断然、多いですね。というよりも、白いごはんをいかにおいしく食べられるかをいつも考えています。パンはあんまり食べません。
あと、ポルトガルのスーパーで売っているのは分厚い肉ばかりなので、なかなか薄切りの肉が手に入らないんですよ。すき焼きが大好きなので、その点は少し困っています。
大きなブロック肉を買って、カットして角煮とかを作ったりもしますし、自分で魚をさばいて、干物を作ったことも。干物づくりって、すごく楽しくて、オフシーズンは家で干物を作るのが癒しの時間です(笑)。
――すごいですね。干物がつくれるサッカー日本代表は史上初ではないでしょうか? そんな唯一無二のサッカー選手が憧れた選手は?
小久保玲央ブライアン(こくぼ・れお・ぶらいあん) 2001年1月23日生まれ、千葉県出身。193センチ、91キロ。ナイジェリア人の父と日本人の母との間に生まれ、小学生時代は柏エフォートFCでプレー。柏レイソルU-15、U18で才能を伸ばし、18年、柏レイソルトップチームへ。同年1月開催の「アルカス国際カップ」で大会最優秀GKに選出されたことで世界的に注目され、翌19年1月、ポルトガル1部の強豪SLベンフィカのU-23チームに加入することに。20年8月には、UEFAユースリーグ決勝でレアル・マドリードと対戦。2-3で敗れるも、大会準優勝に貢献した。同年10月、2部SLベンフィカBで初ベンチ入り。22年1月、Bでデビューを果たし、5月にトップチームで初ベンチ入り。日本代表としては、U-15代表候補に選ばれたのを皮切りに、各年代で選出。今年4月のAFC U23アジアカップでは、数々のビッグセーブでパリ五輪出場権、アジア制覇に貢献。7月11日、ベルギー1部のシント=トロイデンVVへの完全移籍を発表した。