イタリア1部のローマが、新シーズンのホームユニフォームを発表した。その美しさに、世界中から賛辞が寄せられている。
セリエAの新シーズン開幕まで、1か月を切った。イタリアの2023-24シーズンは、現地時間8月17日に熱戦の火ぶたが切って落とされる。
昨季はインテルが2位のミランに勝点19差をつけて優勝を飾った。3位にユベントス、4位にアタランタ、5位にボローニャと北部のチームが上位に名を連ね、6位にようやく南イタリアの雄・ローマが顔を出す。
ローマは2年連続で6位となった。昨季途中に就任したクラブOBのダニエレ・デロッシ監督の下、上位進出を目指す。
選手たちはトレーニングを開始してシーズンを戦い抜く体をつくっているが、そのための戦闘服が完成した。2023-24シーズンのホームユニフォームがお披露目されたのだ。
今回のユニフォームは、かつてのホームスタジアム、カンポ・テスタッチョを使用していた時代に着想を得たという。1930年代頃のことだ。
ローマと言えばエンジがかった赤いユニフォームが思い浮かぶが、今回のモデルはさらにダークな渋い赤になっている。これは、1933-34年シーズンのシーズンチケットに用いられた色を再現しているという。
そのダークレッドをベースとして、差し色として使われているのは、いつもの黄色ではなくゴールドだ。これもまた、約90年前のシーズンチケットを彩っていたものである。
ダークレッドのユニフォーム前面をゴールドの細いラインが5本、縦に貫いている。左胸のクラブロゴやアディダスのロゴ、そしてスポンサー名等もゴールドで統一されており、美しさを際立たせている。