■日本とバーレーンの「合意」で対戦順を逆に!

 ところで、先ほども述べたように、9月のバーレーン戦は非常に過酷な環境の中での試合となる。日本にとって厳しい条件なのはもちろん、冬のオーストラリア戦から帰国した直後のバーレーン選手にとっても過酷な条件であることは間違いない。とても、内容の良い試合など期待できない。

 それなら、対戦順を変更すべきなのではないか。

 たとえば、日本ホームのバーレーン戦は2025年の3月20日に予定されている。ホームとアウェーを入れ替えて、3月にバーレーンで試合を行えば、とても良い環境で試合をすることができる。

 バーレーンにとっても、9月シリーズではオーストラリアから本国に帰るより、日本まで移動して日本ホームでの試合をしたほうが時差調整が不要になるので楽なのではないか。

 もちろん、開幕直後の9月にホームでの連戦となるので日本が有利になりすぎるかもしれない。だが、日本とバーレーンで合意すれば、対戦順を逆にできるようにすべきだろう。

 ワールドカップ・アジア予選は、広大で地域によって気候も区々なアジア大陸を舞台に行われるホーム&アウェーの厳しい戦いだ。だとしたら、アジア・サッカー連盟(AFC)には、各国の気候条件などを考慮したスケジュール作りをする義務があるように思うのは僕だけではないだろう。

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