■前回、前々回も対戦=「未知の要素が少ない」
この組分けを知ったとき、サッカー・ファンなら誰もが「既視感」を覚えたことだろう。
なにしろ、オーストラリアとサウジアラビアとは2018年ロシア大会最終予選、2022年カタール大会最終予選に続いて3大会連続で同じグループとなったのだ。そして、2022年大会予選では、中国も同一組だった(ロシア大会予選では1位が日本、2位がサウジアラビア、3位がオーストラリア。そして、カタール大会予選では1位がサウジアラビア、2位が日本、3位がオーストラリアだった)。
今回のグループCでは、これ以外にバーレーンとインドネシアも同一組となったが、前回大会予選ではオマーンとベトナムが同一組。国は変わったが、中東と東南アジアの国が1か国ずつ入っているところまでも、前回と同じなのだ。
ちなみに、オーストラリア、サウジアラビアとは直近2大会でのアジア最終予選で4試合ずつ戦っていることになるが、日本はオーストラリア相手には3勝1分、サウジアラビアとは2勝2敗(ともに、ホームチームの勝利)という結果を残している。
前回の予選のオーストラリアとのアウェーゲームでは、交代出場した三笘薫の2ゴールで勝利して、ワールドカップ出場を決めたという記憶も残っている。
前回、前々回の予選でも戦ったことがある国ということは、未知の要素が少ないということになる。互いのサッカーの特徴についても分かっているし(日本とオーストラリアの場合は監督も変わっていない)、現地まで移動や気候やスタジアム・練習場などの環境などについても日本代表のスタッフは熟知しているのだ。