■「川崎フロンターレは僕の憧れです」

 川崎市出身の市原にとって、フロンターレは常に憧憬の中にある。「川崎フロンターレは僕の憧れです。こんなにも地元の方々の声援を受けて懸命に努力されているチームはなかなかありませんので本当に尊敬しています」と語るほど。

 そもそも、「川崎がなければ今の僕の湧いてくる情熱や“なんとしてもやり遂げたい”という思いもなかった」と明かす。そして、「母がすごく厳しく、とにかくいろんなことを怒られながら育った」と幼少期を振り返る市原は、「いろんな記憶があるんです。地元には」とも続ける。

「細かいこと、しゃべり方ひとつにしても、人さまに対する態度でも、物事に対する向き合い方も、母を思い出すんです、川崎という場所は。これからもここに帰ってきたら、子どものような気持ちになれて、実は少し甘えているのですが、そんな場所があるからこそ外に出て頑張れるので、いつまでも川崎に戻ってきたいです」

 1987年に川崎市で生まれ、芸能界で顕著な活躍を見せる市原だが、「こんなにも郷土愛に恵まれた、育まれた場所はなかなかない」と、37歳になった今も地元愛にあふれている。川崎市出身の誇りとフロンターレへの憧れを胸に、市原は今日も多くの人の憂鬱を吹き飛ばし、元気を届ける。

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