■熊本工業高校、江戸川大学出身の27歳
「ズラタン」、「イブラ」と言えばもちろん、スウェーデン代表で、キャリア通算500ゴール以上をマークした規格外の天才FWズラタン・イブラヒモビッチのこと。彼のいくつもある伝説的なゴールの中のひとつ、インテル時代に決めた“カンフーボレー弾”が、この日の赤星のゴールにそっくりなのだ。
現在27歳の赤星は、熊本工業高校から江戸川大学を経て、2019年に当時東北1部だったいわきFCに加入。翌年にJFLの高知ユナイテッドSCに移籍し、昨季から讃岐に加わり、自身初のJリーグ舞台でリーグ戦34試合に出場して3得点をマークした。身長183cmの鍛え抜かれた肉体を持ち、今季11試合目の出場で待望の今季初ゴールを“ズラタン風カンフーボレー弾”で決めて見せた。
試合は3-3の同点で終わってアウェイでの勝利は逃す形となったが、赤星の名を広めるには十分なインパクトのあるアクロバティックゴールになった。