【C大阪×浦和戦】10位後退・浦和レッズが再浮上するために必要なもの(1) 「得点を奪えない」悪循環とGK西川周作の「位置取り」、CB佐藤瑶大に求められる「辛抱」の画像
史上3人目のJ1通算600試合出場を成し遂げたGKの西川周作。ちなみに、歴代1位は672試合の遠藤保仁、2位は631試合の楢崎正剛である。撮影/重田航

 明治安田J1リーグ第18節、セレッソ大阪(以後、C大阪)対浦和レッズ(以後、浦和)戦が、ヨドコウ桜スタジアムで行われた。試合は2-1でC大阪が勝利し、2カ月ぶりとなる勝ち点3を手にした。
 それまで勝点25で並んでいた両チームだったが、C大阪が6位に順位を上げ、逆に浦和は10位に後退した。浦和が4試合ぶりの勝利を目指した白熱の一戦を、得点シーンを中心に分析しよう。

■開始から浦和ペース「前田直輝らがシュート」

 C大阪は前節からオランダ1部リーグ、AZアルクマールへの今夏の完全移籍が秒読みとなった毎熊晟矢と、奥田勇斗を変更。

 浦和は、前節から出場停止のアレクサンダー・ショルツに代えて佐藤瑶大を、オラ・ソルバッケンに代えて大久保智明を起用した。
 雨中の一戦は、試合開始から浦和ペースで進められた。
 12分には前田直輝のシュートが、さらに16分にはチアゴ・サンタナのシュートが、ゴールの枠を外れていく。また、33分には伊藤敦樹のシュートをC大阪の西尾隆矢がブロックした。
 今季の浦和のパターンとなってしまった「チャンスは作るが、得点は奪えない」という繰り返しが、この試合でも顔を出す。
 そんな中、C大阪に先制点が生まれる。

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