J2のレノファ山口が、地元とコラボした特別ユニフォームを発表した。大人気アニメをモチーフとしたデザインに、山口やサッカーのファン以外からも賛辞の声が上がっている。
山口は2022年から夏限定のユニフォームを制作し、着用してきた。6月8日には、今年も夏ユニをつくったことが発表されたのだが、そのデザインに多くの人が一瞬で魅了されている。
今年は初めて、地元イベントとコラボする。山口県宇部市で2021年に始まった「まちじゅうエヴァンゲリオン」と連携するのだ。
1995年に放送開始されたアニメ作品『新世紀エヴァンゲリオン』は、爆発的な人気を呼んだ。2007年には新劇場版の第1作が公開され、2021年ついに完結を迎えたが、その人気は今に至るまで続いている。
最終作となった第4作では、総監督である庵野秀明氏の出身地である宇部市も作中で登場。これをきっかけとして、宇部市は市内各所でエヴァンゲリオンの世界観を楽しめるイベント「まちじゅうエヴァンゲリオン」を開始。今年10月から同イベントの第4弾が実施されることを記念して、今回のコラボが実現した。
フィールドプレーヤーのユニフォームの色は、エヴァンゲリオン初号機と同じ紫だ。その初号機を思わせるように、黒と緑、そしてレノファのクラブカラーであるオレンジが差し込まれている。
前面には山口県のグラフィック地図がデザインされ、背面には宇部市内にある「ロンギヌスの槍」が描かれている。また、背番号のフォントもエヴァンゲリオンを思わせるもので、サッカーファンのみならず作品の愛好家にもたまらないものになっている。