J1の名古屋グランパスが、キャンペーン期間中に着用する特製ユニフォームを発表した。名刀をモチーフとしたデザインなどに、ファンからは賛辞が続いている。
名古屋は夏季に、ホームタウンや愛知県内各地と連携して「スタジアムで街で、クラブと地域がひとつになる」企画、「鯱の大祭典」を行う。今年で開催5回目を数え、恒例になりつつあるキャンペーンだ。
今年の開催期間は、8月11日から31日まで。地域との結びつきを強めるべく、期間中には愛知県内の企業や商店街などで、さまざまなイベントを行う。
中でもファンが楽しみにしているのが、記念ユニフォームだ。今回もこのキャンペーン期間中に行われるホームゲーム3試合で、選手たちがスペシャルなユニフォームを着用するのだ。
毎回好評を博している記念ユニフォームだが、今回はさらにスペシャルだ。テーマは「天下取り」と言っていい。
今回のユニフォームでモチーフとされたのは、刀剣である。織田信長が現在の名古屋市内にある伝統ある神社、熱田神宮に奉納したと伝えられる名刀「蜘蛛切丸」をコンセプトの中心に据えている。
真っ赤なフィールドプレーヤーのユニフォーム、さらに黒で締められたGKユニフォームとも、正面の脇部分に流れるラインは、まさに刀の刃紋だ。FP、GKモデルともVネックとなっているが、ゴールドでの仕上げが全体を引き締めることに成功している。
左胸には、新エンブレムの中心に配置された、シンボルであるシャチがデザインされている。カラーは、こちらもゴールド。名前と背番号も黄金色でプリントすることができ、さらに高級感が増すことは間違いない。