気迫あふれるキャプテンの“猛烈プレスバック”に称賛の声が集まっている。
5月26日に味の素スタジアムで行われたJ1リーグ第16節で、ガンバ大阪は1-0でFC東京に勝利した。今季5試合目のウノゼロ(1-0)勝利となった試合で、元日本代表FW宇佐美貴史が、守備意識の高さとボールへの執念を見せた。
試合開始からつば迫り合いが続いていた中で迎えた前半24分だった。FC東京の左サイドで新進気鋭の20歳MF俵積田晃太が得意のドリブルを仕掛けると、対峙したG大阪のDF半田陸がボールに触れながらも突破を許した。そのピンチに、2人の後方から凄まじい勢いで戻ってきたのが、背番号7を背負ってキャプテン就任2年目を迎えている宇佐美だった。
自らのミスによるボールロストから始まったピンチではあったが、4-2-3-1の1トップというスタートポジションを放棄して自陣深くまでプレスバック。そして鋭いスライディングタックルを俵積田にお見舞いして見事にブロック。最終的にゴールキックにすると、自らとチームを鼓舞するように吠え、力強いガッツポーズを繰り出したのだ。