「4失点はチームとしても見直さなければいけない」
試合後のミックスゾーン。テレビ局のカメラがズラリと並ぶ中で、チームとしての敗戦の受け止めを語るのは松井蓮之だ。5月26日、ベガルタ仙台はホーム・ユアテックスタジアムでファジアーノ岡山に1-4で敗戦。1万人以上が駆け付けた中で、手痛い黒星を喫した。
先制するいい流れだったものの、失点を4度重ねて敗れたことについてまずは冒頭のように話すと、「(岡山のFW)ルカオ選手にみんな集中しすぎた部分もありますけどそこはコーチングで解決できますし、あと、僕たちの戻る場所は改善していかなければいけない」と次の試合へ向けての解決のイメージも具体的に説明した。
松井が川崎フロンターレから期限付き移籍したのが今年3月のこと。以来、これが12試合目の出場となる。そして岡山戦は6試合連続での先発出場で、この試合は仙台が苦しい状況に立ったもののフル出場を託された。
テレビ対応で発せられた質問は6問。敗戦の受け止めやルカオへの対応、4連勝していた中での切り替えなど、チームとしてこの試合をどう捉え、そして、次にどうつなげるかについてだ。その質問一つ一つに、松井への期待が込められていた。