5月24日、サッカー日本代表26人メンバーが発表された。その構成が、驚きのものとなった。
今回、森保ジャパンが挑むのは2026年北中米W杯(ワールドカップ)アジア2次予選のミャンマー戦(6月6日・ヤンゴン)とシリア戦(11日・広島市)だ。この2試合を戦うための26人のメンバーは、さまざまな観測がなされていた。
というのも、ここまでの4試合を全勝としておりすでに2次予選の突破が決定。つまり、今回の2試合ともに消化試合となるため、シーズンオフに入る欧州組の主力を休ませると同時に、新戦力の発掘に当てることができると思われていたこと。
さらに、U-23サッカー日本代表がパリ五輪の出場権を獲得したことで、A代表の活動を時期を同じくして米国遠征を実施。そこに、オーバーエイジの選手を召集するほか、久保建英や鈴木彩艶など、同世代の選手がパリ五輪に出場するとなれば、大岩ジャパンでの活動を優先すると思われたこともあった。
しかし、蓋を開けてみれば初選出の選手はおらず、A代表での出場試合数が「0」だったのは一人だけ。しかも、その選手がU-23代表で10番を背負うことが多かった鈴木唯人だったのだ。