U-23日本代表GK小久保怜央ブライアンのPKストップのビッグセーブに対する称賛の声が鳴り止まない。
パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップに出場したU-23日本代表は、準決勝に勝利して8大会連続12回目の五輪切符を手に入れた後、決勝でウズベキスタンと対戦した。その試合終了直前だった。
押し込まれる展開が続いた中、後半アディショナルタイム1分にMF山田楓喜が左足シュートで均衡を破った日本だったが、同5分に右サイドからのクロスに合わせた相手FWのヘディングシュートが、競り合ったDF関根大輝の左手にヒット。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入したうえでハンドの判定でPKを献上した。
絶体絶命の大ピンチ。同点に追い付かれて延長戦に突入すれば、ゲームの流れ的にも非常に苦しい戦いが目に見えていたが、そこで立ちはだかったのが、守護神・小久保だった。
ウズベキスタンのキッカーはMFウマラリ・ラクモナリエフ。小刻みなステップを踏んだ後に勢い良く右足を振り抜き、鋭いシュートでゴール左下の隅を狙った。コース、スピードともに申し分なかったが、小久保は完全に読み切った上で身長191cmの体と長い手足を伸ばして完璧にセーブ。ボールを枠外へと弾き出した。