■29歳で「J1初出場」選手が両チームでピッチに!
この日、川崎はファン・ウェルメスケルケン・際を先発で起用した。際は、29歳にしてJ1初試合だったが、安定したプレーを見せた。彼は2015年からオランダのドルトレヒトやズウォレ、ナイメヘンなどでプレーしていたが、今シーズン川崎に移籍してきた。開幕前のスーパーカップでヴィッセル神戸相手に1ゴールを挙げてチームを勝利に導いたが、これまでリーグ戦では出場の機会がなかった。
実は、偶然だが、東京Vにも同じ29歳でJ1初出場を果たした選手がいた。千田海人である。彼は神奈川大卒業後、2017年からJ3だった秋田で、J2と合わせて6シーズンを過ごし、昨年からJ2だった東京Vでプレーしていた。
「我々は日本一、これ以上できないというほどの練習をやり続けている。その代表格が千田海人。そこまでやってもチャンスが巡って来ない選手の代表として、ピッチに立っていた」
城福浩監督は試合後、千田海人をこう評した。