■カップ戦との違いは「先発メンバー」と…
かなり連動性も高く、素晴らしい内容で勝ち切った東京ユナイテッド戦の南葛。
風間監督は、チームがうまく機能しないと早い時間から交代も含めてやり方を変える監督だ。
たとえば、第1節のジョイフル本田戦では前半の27分に最初の交代を行い、ハーフタイムにも2選手を替えた。横河武蔵野戦でも31分に1人、ハーフタイムに2人を交代させている。
だが、東京ユナイテッド戦では最初の交代が59分。そして、残りの4枚のカードを切ったのは80分を過ぎてからだった(81分に2人、86分に2人)。風間監督としても、東京ユナイテッド戦はチームがうまく機能しているという評価があったのだろう。
横河武蔵野戦との違いは、先発メンバーにあった。
第1節のジョイフル本田戦と比べて、東京ユナイテッド戦は先発が3人変わっただけだった。しかも、その3人は第1節でも途中交代で出場した選手ばかりだった。
これに対して、横河武蔵野戦は第1節からゴールキーパーを含めて9人が変わっていた。つまり、リーグ戦とリーグ戦の間のミッドウィークに行われたカップ戦は、完全ターンオーバーだったのだ。
そして、第1節とほぼ同じメンバーに戻った第2節の東京ユナイテッド戦では、かなり良い内容の試合ができた。つまり、リーグ戦2試合目にしてすでに「時計が合ってきた」「目が合ってきた」のかもしれないのである。