4月13日、J1リーグ第8節が行われ、アビスパ福岡のイラン代表FW シャハブ・ザヘディのゴールが称賛を浴びている。
前節終了時点で2勝3分け2敗の12位の福岡が、今季4勝3分けで負けなしの2位・サンフレッチェ広島を本拠地・ベスト電器スタジアムで迎え撃った一戦。チームの順位とは異なり、先に試合を動かしたのが福岡であり、強烈な一撃でスタジアムを沸かせたのが、Jリーグ初のイラン人選手として今季新加入したザヘディだった。
前半22分だった。右センターバックのドウグラス・グローリが右前方のスペースにロングボールを送り込む。そこに走り込んだ右ウイングバックの湯澤聖人が、相手DFと競り合いながらボールをキープした後、鋭いターンでドリブル突破に成功してゴール前にクロスを送った。
ボールはGKの前方上を通り過ぎてファーサイドまで届いた。そこに突然、ザヘディが空中から出現した。ペナルティーエリア内で、クロスが上がる寸前にDFの背後を取って回り込むと、滞空時間の長いジャンプから打点の高い完璧かつ強烈なヘディングシュートを放ち、豪快にゴールネットを揺らした。