J2のV・ファーレン長崎が、ブラジル人MFと可愛い息子の練習場での様子をSNSで公開した。サッカーだけにとどまらない「ファミリー」の魅力に、多くの人が魅了されている。
長崎は現在、J2で自動昇格圏内の2位につけている。首位の清水エスパルスと1ポイント差である一方、3位のファジアーノ岡山とは勝点で並んでおり、今後もシビアな昇格レースが続くことが予想される。
とはいえ、悪くないスタートであることは間違いない。リーグ戦開幕前には、昨季に続いてチームを率いるはずのファビオ・カリーレ前監督が来日せず、ブラジルのサントスとの二重契約問題が発覚。不安に包まれた時間が続いたものの、下平隆宏ヘッドコーチが監督に就任して、9試合を終えて5勝3分1敗という結果をここまで残している。
今季のチームで大きな役割を果たしているのが、マテウス・ジェズスだ。中盤の一角でプレーし、現時点でチーム最多の5ゴールを記録している。
日本でプレーするのは2度目となる。2018年にはガンバ大阪へと期限付き移籍し、約半年間でリーグ戦13試合出場1得点という結果を残していた。
当時はあまり活躍できなかったが、昨季途中に5年ぶりに再上陸した日本で、成長した姿を見せている。昨季はシーズン途中の加入で12試合1得点という結果で、今季も開幕スタメンは逃していたものの、第3節からがっちりとスタメンを確保。チーム上昇の一角を担っている。
さらに、人間的にも成長している。クラブは4月11日、SNSで練習場でのマテウスの動画を公開した。ただし、主役はマテウスではなく、2歳の息子だ。
チーム練習終了後、マテウス・ジュニアは他の選手とともに春の日差しの中でボールと戯れている。選手から「契約した方がいい」との声が上がる中、懸命にボールをキック。さらにはチームの鼓舞する歌まで披露した。