4月22日、U―23サッカー日本代表が同韓国代表と対戦する。パリ五輪最終予選を兼ねたU-23アジアカップの順位を決する試合に向け、内野貴史が闘志を燃やしている。
すでにグループステージ突破を決めている大岩ジャパンだが、第3戦・韓国戦は大きな意味を持つ試合となった。というのも、ここまでの2戦で勝点、得点、失点のすべてで日本と韓国は同じ数字が並ぶことに。そのため、引き分けの場合はPK戦を行って順位を決することになった。
初戦の中国戦で先発出場した内野は、韓国戦前日の21日、ドーハ市内での練習後に「もちろん90分で勝ちたいと思ってますし、自分たちのサッカーやったら勝てると思います。PKのことを考えなくていいように、90分で結果を出せれば」と意気込みつつも、何が起きるか分からない勝負の世界だけに、仮にPK戦になった場合においても覚悟を決めている。
内野にPKでの思い出を聞くと、出てきたのが今年1月30日のDFBポカール準々決勝のザンクトパウリ戦だった。延長まで戦って2-2と決着がつかなかったことで、PK戦に突入。内野はキッカーを務めることはなかったものの、チームで一つになってこの難局を勝ち上がることに成功した。その経験があるからこそ、「そのときは蹴れなかったんで、チャンスがあれば蹴って決めたい」と意気込む。