「偉業達成未遂なんだよなぁ!」鎌田大地の首都ダービーでの“幻のゴール”が話題!「オフサイドだけどタッチうま」「新監督のもとの鎌田は期待しちゃう」との評価の画像
ラツィオで監督交代を機に出番を得ているサッカー日本代表の鎌田大地 撮影:中地拓也

 現地4月6日、イタリア1部セリエAの第31節で鎌田大地が所属するラツィオローマとのダービーマッチが行われた。ラツィオが0-1で敗れた中、鎌田の“幻のゴール”が注目を集めた。

 同じ首都ローマにあるスタディオ・オリンピコをホームスタジアムとする宿敵同士の通算183回目の伝統のダービーマッチ。イゴール・トゥドール監督新体制3戦目のラツィオは、3-4-2-1のシステムを敷き、鎌田は2シャドーの一角としてスタメン出場した。

 約6万4000人の大観衆が詰め掛け、殺気立った雰囲気の中で始まった試合は、立ち上がりから両チームともにチャンスを作りながら、激しい球際の競り合いが続いた。その中でローマが前半42分にCKからジャンルカ・マンチーニのヘッド弾で先制。追いかける立場となったラツィオは、後半途中から鎌田をボランチに下げるなどして打開を図ったが、最後までローマの組織的なディフェンスを崩すことができず。0-1のまま試合終了となった。

 ラツィオにとって悔しい敗戦となった中、鎌田も決定的な仕事ができなかったが、「これが決まっていれば」と思わせたシーンが後半18分にあった。

 右サイドからの攻撃で、こぼれ球を拾ったゲンドゥジが右足シュートを放つと、枠外に外れる軌道のボールをゴール前に走り込んだ鎌田が巧みなトラップから冷静に相手GKをかわしてゴールに流し込んだ。しかし、判定はオフサイド。決めれば日本人初のローマダービーでの得点という偉業達成だったが、惜しくもノーゴールとなった。

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