3月30日、J1リーグ第5節が行われ、サンフレッチェ広島とガンバ大阪の無敗対決は1-1のドロー決着。途中出場の広島DF新井直人が豪快な左足での移籍後即のデビュー弾を決めた。
広島の新本拠地エディオンピースウイング広島で行われた一戦。ここまでリーグ戦2勝2分の広島と同2勝1分けのG大阪は、前半から両チーム一歩も譲らない激戦となった。その中で後半31分にG大阪に先制点を揺らした広島だったが、その直後にすぐさま追い付いた。
決めたのは、3月21日にアルビレックス新潟から電撃移籍で加入したばかりの新井だった。失点直前に右ウイングバックの位置に入ると、その3分後の後半33分、逆サイドからの攻撃のこぼれ球に中央に入った反応すると、ペナルティエリア外、ゴールから約25mの位置から左足ダイレクトシュート。地を這うような弾丸シュートをゴール左下隅へ突き刺した。
現在27歳の新井は、前所属の新潟では副キャプテンを務めており、今回の電撃移籍に対してSNS上では驚きとともに批判の声が集まり、その誹謗中傷に対して新潟が公式ホームページで声明を発表するまでになっていた。その“さまざまな感情”に即、結果で応えてみせた。