4月3日、J1リーグ第6節として日産スタジアムで神奈川ダービーが行われた。この試合後の川崎フロンターレ・鬼木達監督の行動が話題になっている。
多摩川クラシコというビッグマッチから中3日で、川崎が挑んだのは横浜F・マリノスとの一戦。チームとしては2試合連続でのダービーマッチとなった。
川崎は開幕戦こそ勝利したものの、その後、3連敗。苦しい時間を過ごしたが、代表ウイーク明け後にシステムを変更してFC東京戦に挑んだ。U等々力での試合で、チームは3-0の完勝。ホーム初勝利を手にしていた。
その勢いのままにこの試合を行きたかったが、相手は横浜FM。そう簡単にゴールを割らせてもらえない。雨が降る中で激戦は、90分を戦ってスコアレスドローで終わったのだった。途中、川崎FWマルシーニョが退場するアクシデントもあったものの、それでも攻め続ける姿勢を見せての引き分けだった。
その試合後、鬼木監督は選手ひとりひとりの健闘を讃えた。ロッカールームに引き上げる前に、戦う姿を見せた選手を労ったのである。そして、サポーターの方を見つめると、2度頭を下げる。その姿に「鬼木ボンバイエ」コールが起きると両手を上げて応え、もう1度、頭を下げたのだ。