4月1日、川崎フロンターレが限定ユニフォームのデザインを発表した。そのデザインが大きな話題になっている。
フロンターレのシーズンは毎年、市内にある川崎大師から始まる。今年も沖縄キャンプを前に川崎大師を訪れて必勝祈願を行っており、厳かな空気の中でチームはスタート。多くの市民・サポーターも訪れて選手やチームに激励の言葉を投げかけた。
川崎大師は真言宗智山派の大本山で、その歴史は12世紀までさかのぼる。江戸時代には第11代将軍・徳川家斉も訪れており、市内でも歴史の深さを感じさせる場所である。
その川崎大師にとって、今年は特別な1年に当たる。10年ごとに訪れる「大開帳」の年で、ご本尊を開帳して、多くの法要を執り行うのだ。そして、参詣した人には護符「赤札」が授与される。それもあって、多くの人がこの地に足を運ぶ。
そんな「赤札」にリスペクトを込め、川崎フロンターレはその伝統行事からインスピレーションを受けたリミテッドユニフォームを発表した。今年の2ndユニフォームをベースにしているが、チェック柄にはだるまを採用。さらに、星やスポンサー名の一部が赤でデザインされ、背中のネームは漢字とカタカナを用いているのだ。