イタリア1部のナポリが、今季ラストとなる特別ユニフォームを発表した。そのデザインに、世界中で賛辞が広がっている。
ナポリの今シーズンの冒険が、終盤に入っている。イタリア・セリエAは、ここまで29試合を消化。残すは9試合となっている。
ナポリの旅路は、簡単なものではなかった。昨季はセリエAで優勝を果たしたが、現在は7位につけている。リュディ・ガルシア監督は成績不振でシーズン途中で解任されたが、UEFAチャンピオンズリーグではラウンド16へと進出。だが、バルセロナを前にベスト8へと進むことはできなかった。
激しく変わる波にもまれるようなシーズンだが、ナポリは前進をやめない。現地時間3月27日には、同30日に行われるアタランタとのセリエA第30節に着用する特別ユニフォームを発表した。
このユニフォームは、スポンサーであるMSCクルーズの力を借りて制作された。クルーズ会社らしく、ドックがあるドバイやコペンハーゲンなどとナポリの間で「世界をつなぐ」ことをイメージしている。
淡いクリーム色のユニフォームには、海図が透かしでデザインされている。地図にある大きなコンパスは、ナポリの進む先を示すかのようだ。
ナポリと言えば水色のクラブカラーで知られるが、MSCクルーズのロゴに合わせて、エンブレムが紺に染め抜かれている。同じ色が襟や袖の一部にも取り入れられ、全体を引き締めている。