■湘南は3-1時点で勝利と思っただろうが…
後半の開始直後にも、また鈴木章斗。
山口智監督も喜びの中で指示を送っていた。
3-1とリードした湘南はベンチもファンも、「今日は勝てる」と思っただろう。
だが、浦和は松尾佑介、前田直輝のゴールで3-3としてしまう。
なんか浦和のムードになったとき、ルキアンが4-3と突き放した。
でも、そのままでは終わらなかった。
浦和もサミュエル・グスタフソンが4点目を決めた。
ルキアンがピッチに両ヒザをついて、悔しさをにじませていた。
11分、23分、32分、46分、55分、64分、74分、81分。
まるで10分に1回のようなゴール合戦。
試合終了の笛。
勝者はどこにもいなかった。