昨季MVP&得点王の“半端ない男”のまさのPK失敗シーンが話題となった。
3月9日に味の素スタジアムで行われたJ1リーグ第3節、FC東京対ヴィッセル神戸の一戦での前半開始早々5分の出来事だった。
神戸の宮代大聖がペナルティエリア内から放ったシュートが、FC東京の森重真人の手に当たり、VARチェックの末にPK判定となると、キッカーに名乗り出たのが、サッカー元日本代表で神戸の頼れるエースであるFW大迫勇也だった。
J1通算73得点を誇り、昨季22得点中6得点をPKで奪っている33歳の点取り屋は、ボールをセットした後、息を吐いてから弧を描くような助走から右足を振り抜こうとした。だが、踏み込んだ軸足の左足が滑って体勢が崩れる。そして、そのまま放たれたシュートは、大きく弾むようにゴール右の枠外へと飛んで行った。
まさかのシュート軌道に、試合を中継していたDAZNで実況を務めた野村明弘アナウンサーも「ちょっと場内も騒然としています」とコメント。当の大迫は驚きの表情の後に苦笑いを浮かべることになった。