漫画家の鳥山明さんの訃報に世界中が悲しんでいる中、フランスサッカー界もその死を悼んでいる。
1978年に『ワンダーアイランド』で漫画家デビューを果たした鳥山さんは、『Dr.スランプ』で人気を獲得し、1984年に連載が始まった『ドラゴンボール』が大ヒットし、アニメ化もされた中で日本だけでなく世界的にも大人気となった。その人気はサッカー選手には波及しており、様々な有名選手が主人公の孫悟空を筆頭に登場キャラクターの「強さ」と「格好良さ」に憧れ、タトゥーを彫ったり、ゴールパフォーンスに取り入れたりしている。
特に日本の漫画文化への人気が高く、憧れが強いのがフランスであり、フランスサッカーリーグのリーグ・アンも、鳥山さんの訃報に反応。公式エックス(旧ツイッター)で「Thank You, Akira Toriyama」と綴るとともに、2017-18シーズンにパリ・サンジェルマンのサポーターがホームスタジアムに掲げた巨大コレオの写真を投稿した。
そのコレオには、「孫悟空」「神龍」「ドラゴンボール」が表現されており、悟空の胴着がPSGのマークとなっており、神龍がPSGのクラブマフラーを巻いている。そしてそれまでに6度のリーグ優勝を飾っていたPSGが、7つ目の優勝(ドラゴンボール)を手にいれるという構図になっている。