３月２０日、J２リーグ第５節が行われ、清水エスパルスはジェフ千葉と対戦。清水が３－１で勝利したが、その決勝ゴールが絶賛されている。
今季のJ1昇格争いでライバルと目される清水と千葉。その直接対決はフクダ電子アリーナで行われた。この試合に駆け付けた１万４９２３人という数字がその注目度を示しており、両チームともに気合が入る状態に。そんな状況で先制したのは清水エスパルス。前半４４分にカルリーニョス・ジュニオがスコアを動かしたものの、直後の前半アディショナルタイムに小森飛絢が同点弾をゲットする。
両者互いに譲らぬ展開の中、試合を決めたのは乾貴士。現在３５歳とベテランながらそのファンタジスタぶりに衰えはない。この試合でも、その得点場面でそれを証明してみせた。
後半３３分過ぎから、清水は相手陣内で攻めようとするもののパスカットされ、それを取り戻して攻めようとするも……という光景が繰り返される。そんな中で乾は味方選手がボールを持った瞬間に指でスペースを指してスルーパスを導く。ペナルティエリア内の左に入った乾は、相手DFが横から寄せてくる中、右足を振り抜く。ボールはニアの上を豪快に射抜き、ネットを鮮やかに揺らしたのである。
