J1名古屋グランパスが今季初勝利を掴んだ。開幕から3連敗と苦しい時間を過ごしたが、敵地で複数得点&完封での勝利を手にした。
鹿島アントラーズ、町田ゼルビア、アルビレックス新潟と戦い、いずれも無得点での敗戦を3つ並べたが、この試合では逆スコアともいえる2-0での勝利。試合後、長谷川健太監督は「内容的にはまだまだという部分は当然ありますが」と振り返りながらも、「今日はやっぱり勝たなきゃいけない、ゴールを取らなきゃいけない、選手はそういう気持ちでプレーをしてくれた。それだけで今日はベンチに立ちながら頼もしさを感じた」とピッチ上の選手を誇ってみせた。
さらに指揮官は、「3試合無得点で3連敗なので首を切られてもおかしくない結果だというのは重々分かっていましたので、この状況を何とか変えなきゃいけないという思いで1週間準備しました」と覚悟の試合だったことも明かす。
そんなこの試合に、指揮官は中盤の形を変えて挑んだ。ここまでアンカーを置いていたが、稲垣祥と米本拓司を並べたWボランチに。危ない場面も迎えたものの、最後の最後で粘り強く守り切った。