■「ああいう選手がボランチいるのは……」
昨季加入して現在23歳の山田新は、「センターバックに同い年の選手がいたり」とライバル意識を持っている。そのうえで、「タフな選手が多いですし、しっかり戦って球際で激しく来るイメージありますけど、去年も初ゴール決めましたし、劇的な勝利ができたので印象はそんなに悪くない。またゴールできればいい」と自信を見せる。
昨年2月25日、山田はJ1出場2試合目をカシマスタジアムで迎えた。1点ビハインドでの残り11分というタイミングでピッチに立つと、プロ初ゴールを記録。この同点弾を反撃の狼煙にチームは逆転勝利をつかみ取った。
験がいいスタジアムでの試合となるが、昨季以上に、タフさという意味で山田のプレースタイルとは真っ向勝負になる部分もある。だからこそ、「そういうところで自分が勝って点を取れれば、相手もメンタル的に折られる部分もあるので、自分が個で負けないことが大事」と意気込む。
そのタフさを中盤で表現する一人が知念慶だ。本来はFWの選手ながら、今季はボランチでプレーしている。第3節では出場がなかったものの、川崎戦には間に合う可能性もある。
山田は知念の鹿島移籍と入れ違いのようにして川崎に入団したため、練習参加のときにしか接点はないが、「ああいう選手がボランチいるのはフォワードとしてはけっこうイヤです」と話す。というのも、「めちゃくちゃ強い印象があるので、ああいう選手がサンドしに来たりとか、中盤に1人いるだけでけっこう圧はある」という。
川崎はアウェイで鹿島を相手に今季2勝目を掴めるか。注目の試合は15時にキックオフとなる。