【川崎の2人に聞いた、節目となる京都戦への挑み方(2)】佐々木旭は「一番負けたくない相手」と闘志燃やす。同期2人と先輩2人、そして恩師の前で「チームが勝てるように」の画像
ジュビロ磐田戦での川崎フロンターレの佐々木旭 撮影:中地拓也

 3月9日に川崎フロンターレが迎えるJ1リーグ第3節として京都サンガF.C.戦に、特別な思いを持って挑む選手がいる。プロ3年目で先発入りを狙うDF佐々木旭だ。

 というのも、佐々木がプロ入り前に過ごした流通経済大学の同期2人と先輩2人、そして指導者1人が京都にいるのだ。だからこそ、「一番負けたくない相手ですし、京都戦はオウンゴールして以来、出ていないので、成長した姿を見せられるチャンスですし、チーム的にも先週負けてしまったんで、しっかり切り替えてホームでサポーターにいい試合を見せればいい」と意気込む。

 その唯一の出場試合が2022年5月29日の第16節で、このアウェイゲームで88分から途中出場したのみ。以降、チームとしては3試合を戦っているが、いずれも佐々木は出場できていない。昨年の2試合ではメンバー入りもかなわなかった。

 京都を率いる曺貴裁監督と最後に話したのは、昨年11月の等々力での試合のとき。メンバー入りできなかったが、さまざまに会話をしたという。

 だからこそ、誓ったことがある。「プレーもそうですけど、やっぱりイヤな選手だなと思わせたいですし、それよりも、やっぱチームが勝てるように」と。

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