3月3日、J1第2節の1試合が埼玉スタジアムで行われた。浦和レッズにとっての今季ホーム開幕戦で披露されたビジュアルが大きな話題となっている。
多くのチームで「コレオグラフィー」と呼ばれる、観客席をキャンバスとしたパフォオーマンスだが、浦和レッズではビジュアルと呼ばれる。Jリーグ屈指の熱狂さを持つ浦和サポーターは、開幕戦や重要な試合でそのスゴさを発揮してきた。そしてこの試合でもそれを見せた。
それは選手入場のときのことだ。5万人以上が駆け付けた埼玉スタジアムの北側のゴール裏に、突如、シャーレをデザインした図柄が浮かび上がる。さらに、バックスタンドには文字が表れる。それは、赤く染まった中で、「GRAB THE TOP」のメッセージだ。
南側の一角を東京ヴェルディサポーターが緑色に染めたものの、浦和のクラブカラーで染め上げられた特別な空間で、選手が整列。それは、集合写真を撮影するときも続き、そして、試合が開始するまでキープされたまま選手に特大のエールを送ったのだ。