2月24日、J1リーグ第1節が行われ、FC東京は敵地でセレッソ大阪と対戦して2-2の引き分け。その中で、FC東京に今季新加入した荒木遼太郎が早くも結果を出した。
2002年1月29日生まれ、パリ五輪世代の22歳の荒木は、東福岡高校から鹿島アントラーズに加入した1年目からJ1舞台で活躍し、2年目の2021年にはシーズン10得点7アシストの大活躍を見せてベストヤング賞も受賞した。だが、その後は怪我と不振で調子を崩し、2年間でリーグ戦わずか1得点と苦しんだ。
その荒木が、今オフに期限付き移籍でFC東京に加入し、開幕戦で4-2-1-3のトップ下として先発出場した。すると1点を追う前半34分、ボックス外の右45度の位置から20歳のMF松木玖生が、得意の左足で放った鋭いミドルシュートに反応。絶妙のタイミングで飛び出した荒木が、ゴール前で右足でワンタッチでコースを変えてゴールに流し込んだ。
ゴール後、両手を広げて喜びを表現した荒木は、歓喜の輪の中で笑顔を見せ、キャプテンマークを巻いた松木とも熱い抱擁を交わした。