■選手も驚くサービス内容
このクラブの決断には、選手も驚いた。これが古巣戦となるDF大南拓磨に練習後に話を聞くと、「え、『プレモル』も100円ですか!?」と思わず前のめりに。そんな背番号3に、“もし自分が選手ではなくてサッカー観戦をする立場だったら何を飲むか?”と聞いたところ、「大人の皆さんはビールでしょうけど……」と前置きしたうえで、「自分は温かいコーヒーですね。それも大人っぽくありませんか?」とのこと。
大南は2016年に磐田でプロ入り。その後、4シーズンをこのクラブで過ごして今に至る礎を築いており、「ずっと寮が一緒で仲が良くて、今でも連絡を取る」と話す上原力也との対戦を楽しみにしている。その上原には、「クオリティがすごい高い選手ですし、一発のパスでチャンス作ったりもできるので、川崎のみんなに言えることですけど、自由にさせないことがすごい大事」と警戒する。
今季から加入したファンウェルメスケルケン際にも大南と同じ質問をすると、「抹茶」だという。オランダでも常に愛用していたというが、「会場には売っていないと思うので、お茶ですね」と笑顔。バフェティンビ・ゴミスとの関係を「My brotherみたいな感じ」と抜群の発音で答えた“逆輸入SB”の日本愛も、ドリンク選びにぜひ参考にしたい。
なお、山内日向汰は20種類以上のフルーツフレーバーが特徴的な炭酸飲料を、佐々木旭は黒い炭酸飲料の通常の赤バージョンを挙げており、三浦颯太はビール、山本悠樹はお茶と回答している。
この試合に野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(川崎市川崎区出身)が始球式に来るなど、見所満載。とはいえ、まずは先着1万人のドリンク券を確保することが必須であり、鋭い出足が必要となる。くれぐれも、ゆっくり訪れて入手できなかったという“入りの悪さ”だけはないようにご留意いただきたい。なお、2月28日11時の時点で、チケットは完売間近だという。