2月23日に行われたサンフレッチェ広島と浦和レッズの試合でついに始まった、今季のJリーグ。24日に行われた開幕節では、驚きのゴールが生まれた。
その舞台は、ミクニワールドスタジアム北九州。福岡県北九州市で山陽新幹線も停車するJR小倉駅から徒歩で行くことのできるスタジアムだ。23日、このピッチの上でJ3開幕節の一つが行われ、ギラヴァンツ北九州とSC相模原が対戦した。
開幕戦でどちらも勝利を狙う中、両チームになかなか点数が生まれない。そして迎えた後半34分にこの試合の決勝ゴールが決まったが、意外な形で生まれたのだった。
この場面、相模原は右CKを獲得してゴール前にボールが送られる。味方がファーで折り返したところを、途中出場の藤沼拓夢がヘディングで押し込もうとするがこれはバーに阻まれる。そのボールが、浮き球となって再びゴール前に。
それに反応したのが、藤沼と綿引康だった。藤沼はそれを押し込もうと左足でボレーの体制に。一方の綿引は右足でボレーを放つ。2人の足はほぼ同時にボールにミートすると、ボールはすさまじい勢いでゴールネットに。密集していた両チームの選手をかき分けるようにして、スコアを動かしたのだった。