スペイン1部のレアル・ソシエダが、サッカー日本代表MF久保建英との契約延長を発表した。クラブと本人、ファンにとって喜ばしい限りだが、その発表方法に困惑が広がっている。
クラブからの大きな信頼の証だ。ソシエダは2月12日、久保との契約を2028-29シーズンまで延長したと発表した。
久保は2022年の夏にソシエダに完全移籍で加わった。幼少期からスペインでサッカーを学び、一旦の帰国を経て再びスペインへ渡った。レアル・マドリードと契約したものの、マジョルカなどへの期限付き移籍を繰り返していたが、意を決して完全移籍。その決断が正しかったことを、結果で証明した。
久保は昨季、ソシエダでキャリアハイとなるゴール数を記録し、チームの4位躍進に貢献。今季は出場権をつかんだUEFAチャンピオンズリーグにも出場した。
ソシエダはこの22歳ながら主役へと成長した日本代表MFと契約を延長した。久保本人も、成長期にあるクラブでの自身の成長を望んだと、クラブのインタビューに応えている。
多くの人にとって喜ばしいニュースだが、日本のファンはやや困惑気味だ。発表の際にSNSで用いられた動画が、日本のファンに刺さっているのだ。
日本の文化に敬意を表してか、動画はアニメに仕立てられている。BGMとして流れるのは、バスクの民謡のようなメロディで、どこか日本人の琴線に触れる。SNSの投稿にあるようにバスク語の歌詞が歌われるのだが、そこもファンの心に引っかかる。どうやら、久保本人が歌っているようなのだ。