「もうちょい喜び分かち合いなよ碧くん笑」28年ぶり快挙達成直後の日本代表MF田中碧の「まさかの一言」に笑いが広がる!「帰ってゆっくり休んでください」「お疲れ様!!」の声の画像
快挙達成の直後も「らしさ」を失わなかった田中碧 撮影/渡辺航滋(Sony α1使用)

 ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフが、28年ぶりの快挙を成し遂げた。その偉業達成に貢献したサッカー日本代表MF田中碧の試合直後の様子に、驚きと笑いが広がっている。

 デュッセルドルフが大仕事をやってのけた。ドイツ杯で四半世紀以上も届かなかったベスト4へと進出したのだ。

 デュッセルドルフは現地時間1月30日、アウェイでザンクト・パウリとドイツ杯準々決勝を戦った。相手は同じ2部リーグを戦い首位に立っているチームで、3日前にはリーグ戦で顔を合わせてホームで1-2と敗れていた。苦戦必至の相手だった。

 幸先良く先制したものの、後半開始15分で追いつかれた。田中碧の守備でPKを取られ、試合を振り出しに戻されたのだ。

 90分間では決着がつかず、延長戦へと突入。PKを取られていた田中だが、落ち込むことなくむしろ発奮し、相手GKに弾かれた味方のシュートを押し込みリードをもたらした。

 だが、ザンクト・パウリもさすがの力を披露し、延長後半16分に同点ゴールを決める。互いに一歩も譲らぬ対戦はPK戦へともつれ込んだ末、デュッセルドルフが準決勝進出を決めた。クラブのSNSによれば、ドイツ杯4強となるのは28年ぶりのことだという。

 この一戦には、先発した田中だけではなく、仲間の負傷を受けて前半12分に交代出場した内野貴史も勝利に貢献していた。クラブのSNSはサムライたちの試合後の様子を伝えており、最後には足がつっていたという内野は、熱気冷めやらぬピッチ上で「マジでヤバイ」と喜びをかみ締めていた。

 スタンドのファンも大いに盛り上がっていたが、そこで「違い」を見せたのが田中だった。興奮する内野と裏腹に、「もう12時だ、帰ろう!」とクールに語っていたのだ。

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