2月10日、鹿島アントラーズが水戸ホーリーホックとプレシーズンマッチを戦い1-0で勝利した。決勝点となったゴールが注目されている。
ランコ・ポポヴィッチ監督が率いる今季の鹿島の“初お披露目”の舞台、カシマスタジアムには1万人以上の観客が駆け付けた。FW知念慶がボランチで出場したほか、新外国人FWチャブリッチも先発するなど注目されたスターティングメンバーで、まず結果を出したのは前半21分にゴールネットを揺らした樋口雄太だ。
ただし、このゴールに至るまでもサポーターの期待を高めるものだった。アシストしたのは藤井智也だが、その右サイドに展開したのはチャブリッチ。水戸のパスミスを相手陣内で回収すると、体を寄せられながらも右足でスルーパスを送る。
ペナルティエリア内でそれを受けた藤井は、動きを停止して相手選手と対峙。さらに相手選手もう一人がカバーに入る中で、藤井はチョコンと浮かせてのパスを選択した。その先にいたのが樋口で、ボールの落下に右足でうまく合わせてチームの“今季初ゴール”を決めてみせた。