J1浦和レッズに加入したノルウェー代表のオラ・ソルバッケンの沖縄キャンプでの“圧巻ゴール”が大きな反響を呼んでいる。
現在25歳のソルバッケンは、左右のウイングや攻撃的MFを主戦場とする身長186cmの左利きのアタッカー。母国ノルウェーのクラブを経て、2023年1月にイタリア・セリエAの名門ASローマに加入し、2022-23シーズンにリーグ戦14試合に出場して1得点2アシストをマーク。2023-24シーズンはギリシャ1部のオリンピアコスでプレーしていたが、今冬の移籍で浦和が獲得に成功。同じノルウェー人のペア・マティアス・ヘグモ監督のもと、4−3−3のウイングとして期待されている。
2021年にノルウェー代表デビューを果たし、ここまで代表11キャップを記録しているソルバッケンの実力は、これまでの代表戦やセリエAでのプレー映像などで折り紙付きではあった。それでも実際のプレーについてはベールに包まれていた中、浦和が1月29日、クラブの公式エックス(旧ツイッター)上に「オラソルバッケン の2ゴール」として沖縄キャンプでの映像を公開した。
その「2ゴール」は、ともにゲーム形式の練習の中で、左サイドから生まれた。1点目はペナルティエリア内での混戦の中から左足を振り抜いて豪快にゴールネットを揺らしたもの。2点目は、鋭いシザースフェイントからの裏街道で対峙した石原広教を完璧に抜き去ってから冷静にゴールに流し込んだもの。ファンの期待感を高めるには十分なデモンストレーションとなった。