サッカー女子日本代表DF清水梨紗が、イングランド移籍後初のゴールを決めた。
清水は現在、イングランドの女子サッカーのトップリーグであるウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)でプレーする。日テレ・ベレーザの下部組織で育ち、トップチームでも活躍。その実力が認められ、2022年にウェストハム・ユナイテッドへと完全移籍したのだ。
サイドバックやウィングバックとしてプレーする清水は、27歳になった昨年、さらなる進化を見せていた。決して自ら得点を奪うことが多いポジションではないが、2023年にはなでしこジャパンで3得点。ワールドカップでもゴールネットを揺らすなど、成長の跡を見せていたのだ。
所属するクラブでも、その実力を披露した。現地時間1月21日に行われたトットナムとのWSL第11節、見事にゴールネットを揺らしたのだ。
1点をリードされて迎えた前半35分のことだった。ウェストハムは相手陣深い位置からスローインでゲームを再開。ゴールラインぎりぎりから送られたクロスに反応した選手を相手DFも逃さず、シュートを打ち切るには至らなかった。
だが、そこに清水がいた。逆サイドから走り込んできた清水は、ゴール前でボールへと滑り込む。相手GKとDFの間で一瞬早くボールに触り、ゴールネットを揺らしたのだ。